さまざまなニットが店頭に出そろう秋。その中でも、今シーズンにおさえたいトレンドは？ 着こなしは？ さらに気を配りたいのが、ニットをきれいに着こなすためのブラジャー選び。これらを一気に解決するべく、5つのニットから発想した5つの着こなし（ブラジャーまで！）を考えます。秋冬のニットとブラ選びの参考に！
コーディネイトアドバイス：スタイリスト 入江未悠
ランジェリーアドバイス：ワコール PR担当 澤 萌子
＃01
オフショルダーニットから鎖骨をちらり。
「ここちいい」ストラップレスブラで開放感を
この秋にまず注目したいのは、オフショルダーの2wayニット。お仕事時間はボートネックのニットとして、オフタイムは鎖骨や肩を出してオフショルダーに。このとき、鎖骨ラインをきれいに浮き立たせたいから、ブラはストラップレスがおすすめです。ストラップレスブラといっても、ずれる不安やしめつけ感を軽減し、「ここちよく」進化中。幅広ゴムを使ってズレにくいうえに楽ちん、さらにバストを自然な上向きに整えてくれるものも登場しています。胸そのものの快適さ、ニットによる肌見せの開放感を味わいながら、秋のナイトシーンを楽しんで。
ニットは肌をきれいに見せるオフホワイトや生成りが第一候補。同系色のタイトスカートやパンプスと合わせて、エレガントな装いを完成させましょう。
＃02
シアーニットからブラキャミを透けさせて、
流行色ピンクとのコントラストを楽しむ
早くも夏の終わりから人気上昇中なのが、透け感あるニット。この秋は、目の詰まったものからローゲージまで、幅広く出ています。トレンドカラーを楽しむなら、ラベンダーや薄ピンクを。
シアーニットは、合わせるインナーしだいで印象が変わるのも特徴です。ベーシックなのは、ブラックのカップ付きキャミソール。胸もとのカーブがゆるやかならヘルシーな印象に、深い開きなら少しセクシーで大人っぽく仕上がります。ニットのリラクシーな雰囲気を損ねないよう、キャミソールには適度なゆとり、そしてアンダーバストをしめつけにくい（でもズレ上がりにくい）フィット感も事前に要チェック。
キャミソールの色を替えて、自分だけのニット×インナーのカラーコーディネイトを考えるのも、楽しいもの。どの場合も、キャミソールとボトムの色味をそろえると、まとまりやすくなります。
＃03
ぴったりスリムなハイゲージニットが人気復活。
きれいなバストシルエットで堂々と着こなそう
ビッグシルエットのニットが主流だったこの数年。久々に、ボディにぴたりと添うタイトなニットがトレンドインしています。これまでと異なるのは、襟元や袖が長めで少し遊びがあるところ。どんなボトムとも合いますが、ボーイッシュなデニムと合わせてシンプルコーディネイトはいかが？
シンプルなときほど、バストのシルエットづくりも手を抜かず。ブラジャーの力を借りて、バストはふっくらきれいに、脇や背中はもたつかずにすっきりと。いろんな角度から見ても美しいシルエットをつくれたら、それだけで自分に自信がもてそう！ おしゃれの新定番となったスマホショルダーも、胸のかたちがキマっていれば、もたつくこともありません。最小限の荷物だけ持って、さあ元気にお出かけ！
＃04
お気に入りのランジェリーにカーディガンを一枚。
深いVネックときれいなデコルテでジュエリーいらず
真冬になる前にトライしたいのが、カーディガン1枚を素肌にまとう着こなし。通称「カーデイチ」。今シーズンらしく楽しむなら、胸もとが大きく開いたVネックカーディガンとふんわりスカートを合わせて。Vネックからのぞかせるのは、素肌だけ。代わりにブラジャーの力を借りて丸みあるバストを演出。さらに、ほっそりしたボディのシルエットづくりを手助けしてもらえば、ニットの中でからだが泳ぐような軽やかさも味わえます。
お気に入りデザインを密かに身につけるのも、ランジェリーの楽しみ。エレガントな刺繍や花柄…。いくつかそろえておき、その日の気分で選びましょう。
ひと手間かけてこなれた仕上がりを目指すなら、「背抜き」（後ろ襟を少し「抜く」）で。Vネックの開きが大きくブラが見えそうなときにも、襟を抜くことで解決できます。
＃05
ざっくりニットはショート丈がトレンド！
動きやすさ優先でブラまでトータルコーディネイト
秋の旅行シーンは、ランジェリーからアウターまで、動きやすさ最優先でアイテム選びを。しめつけ感のないワンピースに、動きをさまたげないショート丈ニットをレイヤード。ざっくり編まれてボクシーなシルエットのニットは、アイボリー色が断然いまっぽい！ 合わせるブラジャーは、ノンワイヤーで楽ちん、動きにフィットするもの。さらに、小さく折りたためるものなら大助かり。
ライブ参戦やグランピングなど、仲間と弾けるシーンでも、このコーディネイトは活用可能。そのときのブラは、動きに合わせていつでもバストを守ってくれるものを第一候補に。ニットの上からわかるほんのり丸い胸は、スカートの日でもデニムの日でも、やさしい雰囲気をつくります。
文・構成／南 ゆかり
デザイン／WATARIGRAPHIC
